光触媒塗料「ピュアコート」のQ&A。



よくあるご質問

ピュアコートとは?
フッ素系イオン交換樹脂に酸化チタンを分散させた光触媒コーティング材です。「高耐候性」「伸張性素材・透明基材・濃色表面に適用可能」「常温・焼付どちらにも対応可能」などが主な特長です。塗装面・コンクリート・石材・タイル・金属・ガラス・ポリカ・テント地・シリコンを含むシーリングなど、広範な基材への施工が可能です。汚染防止効果だけでなく下地保護効果にも優れています。
「ピュアコート」の汚れ防止の仕組みは?
  • 1. 光で汚れを分解する機能
    「ピュアコート」は、太陽の光を受けると、塗膜に含まれる顔料(酸化チタン)が活性酸素を生み出します。
  • 2. 雨で汚れを落とす機能
    「ピュアコート」は、水が水滴にならず膜のように広がる超親水性塗膜です。
    雨水などが壁の汚れの下に入り込み、浮き上がらせて流します。
  • 3. 静電気が帯びにくく、チリやホコリが付きにくい機能
    「ピュアコート」は塗膜自体が導電性を持っているため、静電気を防いで、乾燥状態でもチリ・ホコリが付きにくくなっています。
    以上3つの機能を発揮することで、外壁の汚れを防ぎます。
一般的な低汚染塗料(汚れにくい塗料)と「ピュアコート」は何が違うの?
一般的な低汚染塗料はコート表面をシリカ技術で親水化(撥水ではなく水の膜を形成する状態)にして雨水で汚れを洗い流します。
これに対して「ピュアコート」は親水性だけではなく光触媒による有機物分解機能があり、長年にわたる汚染防止機能と、UVカット機能で下地保護効果があります。
一般の光触媒塗料と「ピュアコート」は何が違うの?
  • 1. 耐候性
    「ピュアコート」は、有機系塗料の中で最高ランクの耐候性を誇るフッ素樹脂を骨格としていますので、下地が長持ちします。
  • 2. 変褪色防止
    フッ素樹脂の中にUVカット材をプラスしていますので、色あせを防止し、新築当時の美観を長く保つ効果があります。
  • 3. 伸張性
    モルタル外壁には一般的に柔軟性のある柔らかい塗料が用いられます。
    「ピュアコート」自体はフッ素樹脂系で330%もの柔軟性があるので下地塗料の柔軟性を損ないません。
耐久性はどれくらいあるのか?
促進耐候性試験サンシャインウェザーメーターにて4000時間をクリアしています。これは15年相当の耐久性です。ただし立地条件等により左右されますので施工後10年程度で点検されることをお勧めします。フッ素塗膜で、単体では20年を超える寿命がありますが、下地の寿命により異なります。
どのような汚れでも効果があるのか?
雨筋汚れに対して特に効果的ですが、無機質の汚れ(エフロ、泥汚れ、もらい錆、黄砂)は分解することができません。また建物の構造上、汚れの負荷が大きい箇所では、汚れが付着することがあります。
どのような場所でも効果があるのか?
効果を発揮する上で水と光(太陽光)が必要です。したがって雨がかりが無い部分や光のあたらない部分では効果が十分発揮されません。建物北面でも反射光で十分効果はありますが、隣接する建物との間隔が1m以下だと効果が発揮されにくい傾向があります。ただし表面に静電気を帯びなくなるため、埃がつきにくくなる効果はあります。
どのようなものに施工できるのか?
専用の下塗を施工することで、テフロン、PP(ポリプロピレン)樹脂以外のほとんどの素材上(有機塗膜、プラスチック製品、金属製品、タイル等)へ施工できます。
施工性はどうか?
エアスプレーでスピーディーに施工できます。施工当日、足場のあるうちに、親水性のチェックが出来ます。
室内では使用できないのか?
室内では紫外線量が不足していますし、汚れを洗い流す雨(水)がかからないため防汚の効果はありません。
防カビ・防藻性はあるのか?
カビや藻は光の当りにくい場所に発生しますが、そういった環境では光触媒は効果を最大限発揮できません。そのためカビや藻の発生を完全に抑えるのは難しいと思われます。これはどのメーカーの光触媒でも同じことです。ただし防汚性によりカビや藻の胞子が付着するのを防ぐため、発生の抑制にはなります。
リコート性はどうか?
ピュアコート施工面へのリコートの場合は、下地処理後に2液弱溶剤シーラーを塗布し、仕上げの着色塗装の上にピュアコート水性を施工してください。

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