室内用光触媒(可視光光触媒とも・・・)は今までムチャクチャ胡散臭いものばかりでしたので私は近づきませんでした。
励起波長が長いからって、みんな開発者はルチルへ、ルチルへと流れていますが、
あんなに反応性の低いものをどう処理したって活性なんか飛躍的に上がりませんよ!
曙がK?1をするようなものです。
アナターゼの結晶格子のサイズは水分子の大きさとピタッと同じ3.8Åだから
活性が高いのでルチルとは本質的に異なる・・・・という話しをすると長くなりますが
要するにアナターゼで長波長励起の光触媒がやっと登場しました!!
九州工大の横野教授が開発した「Sドープ型酸化チタン」です。
今、これの用途開発に取り組んでいます。
上の写真は2ヶ月ほど食パンの耳を使ってカビ培養試験をしているところです。
左のDドープ型酸化チタンを塗布したシャーレ(ちょっと黄色く見える)ではカビがパンの外には広がっていません。
「半永久的に作用する完全無害な防カビ剤」なんてPRにはどうでしょうか?
インフルエンザウイルスの不活性化効果もあることを最近、(財)日本食品分析センターで確認してもらったので
「インフルエンザ予防・電気の要らない(光は要るが・・・)空気清浄機」も試作しています。
商品化できないかとパートナーを募集中です!
by 北村
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